笑福亭和光のブログ わこ仙人が行く!

笑福亭鶴光門下の落語家。寄席ほか各種落語会等に出演中。公演依頼は随時承ります。

浴衣

この時期、高座で大汗をかく。

自分で止められないのが悔しいし、見苦しい。

着物は襟の部分がぐしょぐしょ(笑)、即、洗濯機行きとなる。もう着物なのかTシャツなのか分からん(笑)。もちろん着物はネットに入れて丁寧に洗うが。

私、絹とかの高級な着物は、汗かきという「身体的理由」で着られません。決して、買えないとかいう「経済的理由」ではありません(笑)。

この時期、寄席では裏方の前座さんは浴衣にチェンジ。高座を務める時は着物。
ところで、着物と浴衣の違いは何なのか?形は同じやし。

決定的な違いは、生地だろう。薄い綿でできてるのが浴衣。落語家でいう、手拭いと同じ。着た時、やはり着物と違うシワシワ感とかがある。

実はそれ以外に、明確な規定はないらしい。中に襦袢を着て、帯や足袋をキチンと装着すれば、着物として認められるという説もある。

温泉街や旅館にある浴衣は、袖も小さいし、あれは私としては「寝巻き用浴衣」という認識ですね。

ただ着心地は最高やし、旅館とかの落語会の時は、あぁ、このまま高座出来たらなぁ〜と、いつも思います。旅館の名前入りやから無理や(笑)。

まぁ…私は、仮に高座を浴衣でやろうがパンツ一丁でやろうが、汗は止まらないと思います(笑)。南極大陸で落語やっても汗かく自信あるわ(笑)。