宇都宮は餃子の街。
そんな風に騒がれたのは、和光が二十歳で上京した後の話で、90年代半ばに入ってから。
当時のグルメ番組の特集か何かで、宇都宮は餃子の店が多い、となって騒がれ始めた。
で、話がねじ曲がって、
宇都宮市民は餃子の消費量が日本一やと(笑)。
そら、食べてたことは食べてたけどね(笑)、そんなに多く食べてたとは思わない。平均的ですよ(笑)。
いわゆる町おこし。大変結構です。今では私の知らん餃子の店が沢山ある。
宇都宮育ち?ああ、あの餃子の街ですか?
何人かの方に言われる。あまり嬉しくないけどな(笑)。
上京した後にそうなったから、心のどこかで、他人事なのね(笑)。
餃子の像という、宇都宮で採れる大谷石で作った石像が駅前に飾ってある。
22、3の頃、同窓会をやる時、
餃子の像の前集合!てフツーに言われた時は、軽いカルチャーショック受けたわ(笑)。
数年前、落語家になって初の宇都宮の仕事(正確には隣の芳賀町の企業イベント)で、この像を久々まじまじと見た。その一週間後、移転作業中に業者のミスで真っ二つというニュースが全国を駆け巡った(笑)。復活したらしいが。
あの時の和光の冷たい目線が、呪いのビームだったのだ(笑)!