落語は、だいたい2人以上の人の会話の形式が多いが、いつも難しく感じてるのは、
どっち(誰)を主役に描くか?という事です。
もちろんそれは演者次第やし、ウエイト50:50のまま進めることも可能。そこがまた、舞台やドラマと違う落語の魅力やと思います。
「初天神」は難しい。私は、参道の親子の場面は、主役はお父ちゃんやと思ってます。子供はキッカケを与えるだけぐらい。
お父ちゃん主役やから、子供のサゲ(オチ)の一言が、非常にいいスパイスになってると思います。
まだ口慣れないので、声の張り上げ方とか間とか、うまくコントロール出来ませんが(笑)。
ただ、上方の初天神は、出掛ける前の場面が長い(笑)。ここは子供の1人喋りやから、どうしても子供が主役と言わざるを得ない。
フルでやる時は、途中主役が変わるという感覚に陥るので、しっくり来ない。お客様に変に伝わってないか不安になる。そこらが、何かこう、ふっきれない点かも知れない。
天神山、不動坊…途中で主役が変わるネタは個人的に苦手です…。
平日12時は笑っていいともを見る、という自己が確立すると、他は裏番組になるし、阪神好きには他球団が敵になる。
脳の錯覚のメカニズムの問題かとも思いますが(笑)。