落語家がA→Bと、二人続く場合、
Aの落語が終わる→
Bの出囃子が流れる
→
Aが引っ込む→
前座さんが高座返し(座布団やめくりを返し)→
Bが登場、おじぎ→
これで出囃子を止める
という一連の流れがある。
寄席で修業したウチらは当たり前のように知ってるが、各地域公演とかになると、主催者の方やスタッフさんがよくわかってないケースが多い。
主催者側で司会をする人を用意してたりするので、事前の打ち合わせが必要です。前座の大事な仕事の1つ。
私も、音のタイミングとかは最悪ズレていいから、「流れ」だけ壊さないように気をつけました。
AとBの間に司会の話が入ってしまうことがあります(笑)。
せっかく出来た会場の流れが止まるんです。そこは注意。
あとハネた(終演)後も。幕は下がるのか、主催者の花束贈呈とかは無いか、とか。
流れが大事です。
とある大御所の師匠、地方のホールにて、満場の拍手喝采の中を登場、座布団に座りおじぎ。第一声を発しようとした途端、
横で司会者が「○○師匠は○○年に入門され…」とプロフィール紹介(笑)。
ずっこけたまま、その師匠3分ほどじっーとしてたそうです(笑)。