笑福亭和光のブログ わこ仙人が行く!

笑福亭鶴光門下の落語家。寄席ほか各種落語会等に出演中。公演依頼は随時承ります。

はめもん噺

先日の浅草での話題もう一つ。

楽屋に、故六代目松鶴師匠門下、つまり鶴光の弟弟子の

笑福亭鶴二師匠がお見えになり、ご挨拶させて頂きました!

その後鶴光門下のウチらを軽く飲みに誘って頂き、今度ウチの門下全員が覚えるネタ「軽業」に入るはめもんの曲名とかを教えて頂きました。師匠有難うございました!

はめもんとは、話の途中に入る太鼓や三味線、つまり効果音の事。

軽業とは、上方の旅ネタ、マヌケな二人の珍道中「東の旅」の中の一つ。軽業(今でいう地方サーカス?)を見物するという場面。

はめもんは、曲とかタイミングとか、三味線のお師匠はんと打ち合わせもあり、大変な作業。

大阪では入門すると、この東の旅を習うが、東京の鶴光門下は、教わりません。

東京の寄席には東京のルールがあるから。トップがはめもん話ジャンジャンやる訳に行かん(笑)、江戸落語を学ぶ前座さん同様、10〜15分の落語から習います。

で、少し余裕が出来ると教えてくれる、希望者には。兄弟子も弟弟子たちも教わったようです。

和光は…どうもね。上方らしさが出来ん。上方の人間やないから、しゃーないけど(笑)。

前に、本で覚えた七度狐を、師の許しを得て一度やったが…なんかウソくさい。

セリフ言うだけならアホでも出来るけど。自分の中で消化出来ない。和光がやると、上方落語を冒涜してるような自責念にかられる…この苦悩は和光本人にしかわかるまい。

まぁなんとも思ってないけど(笑)。

今回の軽業は全員覚えるように言われてるので…どうなることやら(笑)

ホッホッホ〜