F1のトルコGPがまだ先なので、チームオーダーについて考えてみたい。
まずこれは何なのか?訳すと、チームからの注文、命令という事。
F1は基本的に、1チーム2台が出走可能。2人のドライバーが年間契約をして走る。
和光がわかりやすい時代で言うなら(笑)、ある年のマクラーレンというチームは、セナとベルガー。
セナは実力派でスター。となるとベルガーはいわゆるNo.2である。シーズン中、チームはセナを勝たせるために動くのだ。
ピット作業とか作戦とか、何事においてもセナの車を優先。
つまり、2人の差別化をはかるのがチームオーダーなのだ。
有り得ない例えだが、2人が同時にタイヤ交換したい時、ピットはセナにはすぐに入ってきてもらい、ベルガーはあと何周か我慢せいっ!となる。
まぁセナがリタイアした時は当然ベルガーを勝たせることになるが。
このチームオーダー問題、去年まで数年間禁止されてた。主催の連盟の考えは、ベルガーや他のドライバー全員にも優勝する権利があるだろうという事。
ごもっともではある。この問題は未だ論議されている。
チーム単位でみると作戦の一環だが、個人競技としてみると八百長になるのだ。
難しいなぁ。
次回に続く。