笑福亭和光のブログ わこ仙人が行く!

笑福亭鶴光門下の落語家。寄席ほか各種落語会等に出演中。公演依頼は随時承ります。

戦国武将

戦乱の世を扱った作品では、三国志が一番好きです。

日本の戦国時代には、あまり興味を示さない。

ここ数年、歴女と呼ばれる女性が、戦国武将に勝手に想いを馳せたり(笑)、お城とかを回ってる。

私は正直、日本の戦国時代の武将を、英雄を心底好きにはなれない。

なんぼ今とイデオロギーが違うと言うても、彼らは「天下を取る」ために、戦をしていた。相手を殺してきたのだ。

民のためとは言いながら民をないがしろにし、殺戮を繰り返してきたのだ。

今でいう殺人犯やないか。

好きになれるかいな。

「戦国武将の生き様から、何かを学びましょう!」って、

殺人犯から何を学べ言うねん。

確かにサルでも群れで生活し、隣りの群れとケンカする。

結局、一番になりたいという、上昇志向とかが絡んだ野望なんて、脳細胞の中に宿った幻みたいなもんやな。

歴女のように、勝手に想いをめぐらすのが、歴史を学ぶ一番いいやり方なのかも知れない。

日本の戦国時代があまり好きになれない理由は、私たちの先祖のとった行動を、一部信じたくないという感情があるからなのか。

三国志の中国は、私たちと違う、別世界のお話、という感じはするわな。

いずれにせよ、民を考えない人はアカン。劉備の人気がダントツなのも分かる。