笑福亭和光のブログ わこ仙人が行く!

笑福亭鶴光門下の落語家。寄席ほか各種落語会等に出演中。公演依頼は随時承ります。

素晴らしい世界

昨日も触れたが、先輩というのは有難い。

前座の時、若手真打の先輩に浅草で「30分ぐらい付き合え。」

着いた先は着物屋。一着作ってやるから反物を選べという。

先輩曰く、

俺は鶴光師匠にお世話になってる。師匠に御礼も出来ないので、お弟子さんに返すのだ、と。

有り難いし、かっこええと思った。

まぁ、どの世界もそうだが、特に落語界は先輩から受けた恩を後輩に返すのだ。着物や浴衣、帯などの備品は、結構先輩方から頂けます。素晴らしい世界ですね。

大事な点は、サイズとかが合わなくても、必ず有難うございますと頂く。先輩の恩は受ける。

大事に保管しておいて、サイズの合いそうな新人が入ってきたらあげたらいい。こっちの手柄になる(笑)。

そう考えると、恩て、たどるとかなり先になるのか(笑)?