久しぶりに寄席の高座にあがると、時間に注意します。
寄席は、持ち時間厳守の世界。
まして、周りは真打の師匠方、色物(落語以外の漫才やマジックなど)の先生方など、大先輩ばかり。
私みたいな二ツ目のぺーぺーなど、居場所がおまへん(笑)。
寄席以外の落語会などは、時間が多少、前後しても構わない場合が多い。
そんなんに慣れてしまうと、落語そのものが間延びする。
つまり15分で出来てた落語が、15分以上かかってしまう。
…コレ、ほとんどの落語家が経験する「病気」です(笑)。
寄席は、後に控えてる方の迷惑にならんように、時間内におさめる。
やはり寄席は、勉強する道場やなぁーと思う。
時間内なんて、やれへんわ!
と、ツッパってた時期もありましたが、
16、7分の落語を、どうすれば15分に出来るか?
12、3分の落語を、どうすれば15分に出来るか?
我々は知らん間に、膨大な勉強をさせられてたのです。
ケラケラ。