先日お邪魔しました大阪の繁盛亭。もう出来て5年はたつかも知れない。東京でいう定席の寄席、拠点というか、城である。
この日も、出番は無いが、3〜4人の先輩後輩の皆様がいらっしゃって、色々裏方のお手伝いをしてくださった。
これが、東京と大阪の落語界の違い。
東京は、数が多いのもあるかも知れないが、日々各地で行われてる落語会の楽屋に、出番のない芸人は、まず行かない。手伝うのが嫌なのではなく、関係ない人が伺うのは失礼な事だと考えてるから。
伺うのは、よほど出演中の師匠に緊急の用があるとか、そうゆう時だけ。
自分たちの定席の寄席に至っても、顔付けに入ってない興行には「部外者」みたいな感じで伺う(笑)。
そら、後輩の前座さんは元気よく挨拶してくる。が、目の奥は、
この忙しい時にコイツ何しに来よったん…?(笑)
みたいな。なんで分かるのか。私が前座の時そうやった(笑)。
繁盛亭が出来る前の大阪は各地の落語会だけで、集合と離散を繰り返してきたという経緯がある。だから今でも皆が集まって来るんやね。スケジュールに無理のない範囲で。チームワークの良さがあります。
前座の時、東京の大御所の師匠のお供して大阪行ったら、出演者4人の会の楽屋に、20人近い芸人がおった(笑)。大御所の師匠驚かれてました。祝儀なんぼ出すねん。ちゅー顔で(?)。