(昨日の続き)
舞台に魅せられた私は、家路についてすぐさま、思い立ったが吉日とばかりに、その日の新聞の広告欄を広げ、俳優養成所に問い合わせて…
人生が大きく動き出したのだった。
…20年前の、とある大事な大事な一日の出来事。
あの時の欽ちゃん劇団の役者さん達は、名前も顔も全く覚えていない。
今現在も各方面で活動されてるそうだが、当時のメンバーの方々が現役でやられてるかどうか、詳しくは判らない。
ただ私の原点、キッカケとなった皆様方に、心から感謝してます。
有難う。
またあの時、何の脈絡もなしに日光江戸村へ行こうと誘ってくれた、同級生の友達軍団よ、
有難う。
金の為だとか、なんとなくだとか…、そうゆう半端な気持ちではなく、
原点が純粋なもので良かった。いつまでも輝き続ける、宝の思い出です。
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…今日の私は、喜劇役者さんとは微妙に違うが、落語家として、観光地の舞台に立ち、来られた方が楽しんで頂けるよう、一生懸命落語をやってます。
…あの時の皆様方に、少しは近づいたかなー…。
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三夜連続でお送りした短編小説「原点」
ー完ー
あらら〜、ガラにもなくロマンチックに書いたやないの(笑)!