この落語が大好きです。単調だけに奥深く、チャレンジシップなんよ。師匠から稽古つけて頂いたネタの中でも特に大事にしてます。
長さは10分弱くらい。ポンポン飛ばし気味にやると5、6分で終わってしまう。
最近、喋りが急ぎ気味かなぁ〜?とか思う時、基本に戻れる。なるべく10分近くでやりたい。
元々このネタは、夜店風景、という落語で、インチキなものを売ってる店で本を買わされた男が、一人もくもく読むという内容。鶴光一門のは、なぜか2人の掛け合い形式になっている。師匠が改良したのかな?分からん。
ちなみに、東北新幹線が絡むダジャレのサゲなので、この時期は避けてます。
2人の会話のみの落語を「前座噺」としてひとくくりする方もいらっしゃいますが、間違いですよ(笑)。序盤つまずいたら後半までもたんし、F1やないけどペース配分も難しい。
やかん、手紙無筆、弥次郎、…見てみると、ペース配分がカギとなる噺ばかり。
基本を大事に、これからも頑張りますので宜しくお願い致します。
前座最後の高座も、大好きなこの秘伝書だった。
終わって舞台袖に引っ込むと、後に控えていた、とある二ツ目の兄さんに、
前座最後の高座だから、もうちょっとちゃんとしたネタやればいいのに、
と言われた。
ちゃんとしたネタやったつもりなのに…ショック。
まぁ私が未熟だという事です。